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国立鉄道博物館(所在地:英国・ヨーク) National Railway Museum Leeman Road York YO26 4XJ UK アクセス:ロンドン・キングスクロス駅からインターシティで2時間程度。 公式サイト:http://www.nrm.org.uk/
ミュージアム見学記: ヨークには2度行きました。一度目は悠かなり愛し夢幻を描きはじめの頃、1994年の6月でした。その時はハワードキャッスルなどカントリーハウスやヨークミンスターの取材がメインでしたが、2度目はレディーヴィクトリアンの取材のため、いさんで鉄道博物館へ! ヨークは古都です。古都らしく小さな街なので、鉄道博物館も駅周辺から徒歩で行くことができます。 National Railway Museumでは、たくさんの蒸気機関車と客車、そして当時の駅の様子や古い切符なども見ることができます。内部はStation HallとGreat Hallに別れていて、Station Hallでは古い客車を見ることができ、Great Hallでは、機関車を見ることができます。広大な展示室に、たくさんの機関車が、ずらずらずらと並んでいるのは壮観でした。 そして私は残念ながら見ることができなかったのですが、このGreat Hallでは実際にターンテーブル(転車台)動かして、機関車を方向転換してみせてくれるそうです。 王室のロイヤル・トレインと窓ガラス越しに撮影したその客車の内部(中にはヴィクトリア女王のそっくり蝋人形がお座りでした。)ロイヤル・トレインには居間・ベッドルーム・ドレッシングルームなどがあって、絢爛豪華! 機関車の大きさを記録するために、同行の友人をスケール代わりにパシャ。隣は古いタイプの客車です。まだどことなく馬車っぽいデザインですね。 荷物を運ぶカート。カートにのってるのは木製の箱と柳のバスケットです。 当時バスケットは軽くて丈夫なので、色々な物の運搬に利用されていました。 これなんかバスケットに直接番号を描いてあります。何を入れて運ばれてたんでしょうね。ゴトゴトと。 となりはミルクタンクです。もうこんな立派なのがあったんですね。 豪華な荷物ハカリと当時の時刻表。 時刻表は大きな駅で使用されていたタイプのもので、どうも中に大きなロール紙がはいっていて、それをペーパータオルのように回していたようです。 右のカットはレディーヴィクトリアン・11巻の駅の場面から。ミス・シェリーの後ろにちらっと見えているのが写真のタイプ。同じ11巻の最終ページあたりで改札の場面に描いたのは、もう少し大型タイプでした。 こちらはStation Hallにあるカフェ・レストランです。 このホールは本物の駅と同じくプラットフォーム構造になっていて、そのホーム上にカフェ・レストランがあるのです。軽くスープアンドロールで昼食をとりました。 きっとヴィクトリア時代の人も同じように、プラットフォーム脇にある休憩室でスープアンドロールなどほおばりながら、列車を待ったことでしょう。そう思うとよけいに風情がありました。 こぼれ話: National Railway Museumには今、昔の蒸気機関車と、最新のユーロスターに交じって、日本の新幹線も仲間入りしているそうです。 National Railway Museumでは機関車の部品や駆動部のメンテナンスなども実際に見ることができるので、ヴィクトリア時代ファンよりも、本当は鉄道ファンのためのミュージアムというべきでしょう。興味がわいた方、また行ってみたくなった方は、まずはぜひ上にご紹介した公式サイトへどうぞ♪
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